4月15日。
朝4時、いつものように仕事に行く準備をするウチの主人を
モジはいつものようにトコトコとついて回りました。
朝5時、水を飲みに私が一階に降りてくると、モジはいつものようにソファーの下で寝ていました。
朝10時、みぃみにミルクをあげて着替えさせ、少しみぃみの部屋で遊んだ後一階へ降りてくると
モジは永遠の眠りについた後でした…。

モジの異変に気が付いたのは、F1さんに「
美猫になりましたね〜」と
褒めていただいた直後の事だったと思います。
モジの目が腫れ始めたのです。
「病院へ連れて行くと専門医に診せてください。」と言われ、動物の目の専門の先生の所へ。
診断はFIPなる病気でした。
腸に潜んでいるコロナウィルスなるヤツが突然変異を起こしてどんどん体を蝕んでいく病気です。
(FIPに関しては詳しく説明しているサイトがたくさんありますので
「猫 コロナウィルス FIP」で検索してみてください。)
…助からない病気です。
先生に「確実に死にます」と宣告されても、その時私の目の前に居たモジはとっても元気で
先生の診断が信じられませんでした。誤診であって欲しいと強く望みました。
でも、先生の診断を信じるようになるのにそんなに時間はかからなかったと思います。
なにしろ病状は日に日に、目に見えて悪化するのです。
3月9日。
モジはほとんど寝たきりになってしまいました。
ご飯も食べられなくなりました。
それでも、主人が仕事から帰ってきた時、私が朝起きてきた時は起き上がって
私達の後をついて歩くのです。
…辛そうなモジを見て主人と初めて「安楽死」について話し合いました。
そして決めたのです。一週間、モジに楽しい時間をあげよう、と。
それから辛い病気から開放してあげよう、と。
最後にもう一度姉ちゃん猫のカバと遊んで欲しかったのです。
最後にもう一度母猫あんずの隣で寝て欲しかったのです。
最後にもう一度私にいつものハスキーボイスで「ミャーオ」ってないて欲しかったのです。
幸運な事に担当の先生は私達の主旨をよく理解してくれて、
早速治療の為の薬ではなく、痛みをコントロールする為の薬を処方してくれました。
その日からモジは歩き回れるようになりました。
ご飯もチョットだけど食べられるようになり、お水も自分で飲めるようになりました。
自分の力でトイレにもいけるし、階段も登れるようになりました。
発症してからずっと他の猫とは隔離生活をしていたモジ、
久しぶりに他の猫らと一緒にしてあげると、真っ直ぐに母猫のあんずの所へ歩いていきました。
そこへカバ姉ちゃんもやってきて、久しぶりに母娘3匹水入らず。
しばらくすると他の猫らのところへ行ってゴロン、また別の猫の所でゴロン。
数時間こうして他の猫らと遊んだ後、モジは私に向かって「ミャーオ!」って。
その翌朝の事でした。モジが自ら息を引き取ったのは…。

モジの日向ぼっこ用の特等席…
空席になってしまいました。
posted by ねこmama at 05:10| ロサンゼルス ☀|
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猫だらけ
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