2005年07月09日

二度おいしい釉薬

陶芸ネタをちょっとご無沙汰してましたので…

私の「二度おいしい」釉薬の第二段のご紹介といきましょう!

まずはレシピから…

長石(福島系) 43.60g=48.764%
珪石      18.64g=20.847%
コールマン石  6.0g=6.710%
石灰石      7.72g=8.634%
亜鉛華      3.67g=4.104%
朝鮮カオリン   2.35g=2.628%
ドロマイト    5.56g=6.218%
ベントナイト   1.87g=2.091%
________________
合計     89.41g=100.00%
________________
外割で…
酸化錫      2.83g=3.165%
酸化銅      0.95g=1.062%
チタン      3.00g=3.355%

…残念ながら,これの還元焼成での色見本はありません…売ってしまいました…(ゴメンナサイ)
が、還元焼成の場合深い色の辰砂釉になります。
ちょっと紫がかったみたいな…
コールマン石をちょっと調べてみたら、原産国はアメリカとの事。
日本で手に入るかしら??

middle_1120762136.jpgで、これを酸化焼成するとこんな色になります。

(かなりピンボケですが、色だけ見てください、色だけ…あせあせ(飛び散る汗)

磁器土で作ったものにかけると(形にもよりますが)
ちょっと洋食器のようなイメージになってしまう事も…

使う時は形、土の種類共にちょっと頭を使うこともしばしば。
でも結構気に入ってるのでしょっちゅう使ってます。

この釉薬の注意事項

1.厚くつけると流れます
2.私が使っている長石と福島長石の成分は若干違います

(1)については改良版を作りましたが、その場合還元焼成すると出来損ないの辰砂釉になってしまいます。それでもいいからレシピがほしいという方がいらっしゃいましたらお知らせください。

(2)何が違うかって?
それはまた後日レポートすることにしましょう。
今日はもう疲れました。

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2005年07月02日

念願の!

今までは電気窯で酸化焼成しか出来なかったんですが、(還元焼成のときは知人に頼んで焼いてもらってました)
この度めでたく還元焼成用のガス窯をゲットしましたぁー!(パチパチッ!!)

小さいものなんですが、まあ、私のやりたいことをするにはちょうどいいサイズだと思います。
大きいものを焼く時は、今までどおり知人に頼むことにしましょう。(そんなこと滅多にないしね。)

で、設置用にナントカカントカのコードを買って(貰って?)きたら早速これです…

middle_1120236289.jpg

…猫って新しい物好きなんです。たらーっ(汗)
タグ:もも サクラ
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2005年06月30日

釉薬の本

middle_1120072612.jpg

今日はこちらにある釉薬の本を紹介しましょう。



アメリカ版「釉薬基礎ノート」というところでしょうか。








中身はこんな感じになってます。

middle_1120072875.jpg

写真(ボケボケですがたらーっ(汗))を見て分かると思いますが、
ほとんどが中間色でちいさな結晶が現れるものです。
酸化銅のページをめくってみても織部のような緑色のものはなく、ましてや辰砂釉のような鮮やかな赤もありません。

が、そんな中でひとつ気になる釉薬があるのでちょっとご紹介しましょう。

長石(福島長石) 50g
ドロマイト(苦灰石?白雲母?)20g
陶石 20g
骨灰 10g
___________
外割で酸化銅 1.5%
   コバルト 0.12%

small_1120074233.jpgこの調合のテストピースです(写真左)。
上が酸化焼成、下が還元焼成です。
やっぱり写真がぼけボケなので分かりにくいと思いますが、
酸化焼成では薄い緑色に結晶が入り、
small_1120074755.jpg還元焼成では小豆色のような赤紫色に結晶が入っています
やっぱり、酸化、還元両方で使える釉薬はなんだか「二度おいしい!」って思うのですが…


よかったらお試しあれ!
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2005年06月25日

行方…

「アメリカで陶芸なんて…」と思う方もきっと少なくはないでしょう。
元来別の目的(そっちもがんばってます!内容は内緒)でこちらに来たんですが、些細なきっかけから陶芸の世界にドップリとはまる事になった訳で…
陶芸をやるためにアメリカにきたわけではありませんのであしからず。

まあ、そんな事はさておき…
アメリカ人相手に日本の陶芸(と本人は豪語する)が理解されているのか、というと、殆どそのようなことはありません。

以前、私の作品を買っていった方から苦情が来ました。
「買って使ってみたはいいけど、こんなの使い物にならないわ!!」と。
そんな訳は…と,よくよく話を聞いてみると、どうやら私のビアカップ(ハンドルなし)を買っていって、入れたての熱いコーヒーを注いだようなんですね。
(私のビアカップは結構薄いです。ガラスのコップから飲む時にグラスのふちが口に当たる感触を大事にしたくて。)

そりゃあ熱くて持てないでしょーが。

「それはビールを注いで飲むものです。ビールの味がまろやかになって美味しくなりますよ」と説明したところ、
「そんなの不可能よ!そんな事ありえっこないじゃない!」と返品されました…

…ちょっと大きめのぐい飲みを買っていかれた方がいました。
「これは中国茶を飲むのにちょうどいい!」と。
「ちょっと小さすぎませんか?」と訊ねると、
「いや、中国茶はカフェインが強いから、この大きさのカップで一杯だけ飲むのがちょうどいいんだ。」とのこと。

小さな土鍋を買って行った人は、
「こんなおしゃれなトルティーヤ保温器は見たことないわ!」と。
(メキシコ産のトルティーヤを入れるものは大抵テラコッタです)
もう使い道を説明するのは疲れたので「ありがとう!」とだけ言っておきました。

「ホォー、そんな使い方もあるのかぁ…」と感心する一面、
私の手を離れた後の私の愛器達の行く末を心配するmamaです…
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2005年06月24日

経過報告

さっそく前述の黒い粘土に磁器土を混ぜてみました。

small_1119554544.jpg


左から
黒土75%、50%、37%、25%、そして最後が18%です。
なんてそんなに数字が中途半端かっていうと、
それはただ単に私の要領が悪いからです。(苦笑)

こねた感じでは黒土75%の物はボソボソしていて、捏ねてる先から割れていく(ッて言う表現分かっていただけるかどうか…)という感じでした。
が、50%以下の混合率だとかなり捏ねやすかったです。

その後の報告はまた後ほど。
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2005年06月22日

地元の土

またしても昨年の夏の話になりますが、
友人のお父さんが「mamaさんが陶芸やるなら…」と、わざわざ私たち(私と友人)の生まれ育った土地の土を採取してきてくださいました。

いただいた粘土は2種類。

middle_1119378940.jpg  middle_1119378982.jpg







左側の粘土は真っ黒。
右側の粘土は最初白っぽい土だったんですがごみを除いて水に浸してねかせて置いたら(写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが)ウグイスの糞色になってきました。

で、この2種類を還元焼成(1300度)してみると…


middle_1119379369.jpg middle_1119379332.jpg








元の色は全然違うのに、
焼いてみるとほとんど同じ色。
でも粘土の融点が違うらしく黒い粘土の方は写真で見えるとおりすっかりブクがいっちゃってます。
が、ウグイスの糞色粘土の方は何とか形を保ってます。


middle_1119379495.jpgそこで、黒い粘土のほうに蛙目粘土を約20%ほど混ぜて焼いてみると…


middle_1119379554.jpg






何とか形を保つようになりました。


…ところが,ここで問題が出てきました。


なんと、ろくろにのせて成型してるとひびが入ってきてしまうのです。
それはまるで、磁器土で成型してる時に底に水を溜めたままにしておくとひびが入ってくる、そんな感じで胴体部分にひびが入ってきてしまうのです。
水を含ませる前の段階ではてびねりも可能なのですが、水を含ませたとたん、しかも少量の水でひびが入ってしまうのです。

何しろ天然の土とは戯れることがないので、この後どうしたもんかよく分からない。
せっかく頂いた土ですし、自分の母国の粘土、「無駄には出来ん!何とかせねば!!」と思うのですが、一体全体どうしたものか…



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2005年06月21日

日本人の心

前回登場のアメリカ人陶芸家の作品を今日は紹介させていただきます。

彼が日本に行く前はいわゆる「本から学んだ」日本の陶芸を「日本人の陶芸」だと思っていた彼。
日本への旅は「目からうろこ」な経験をしたようです。
まず彼の知らなかったことのひとつは、抹茶椀の大きさ、形、深さ。
そりゃあそうですよね。だってお茶の儀式なんて見たこともなきゃあ抹茶なんて飲んだこともないんですもの。まず、ここで以前の彼の作品をご紹介。

middle_1119281968.jpg

抹茶椀、薪窯で焼成。
深さ12cm、口径13.5cm。

かなり大きいですし、
なんといっても深い!です。


middle_1119282517.jpg
そして、日本から戻ってきてからの作品がこれです。
志野抹茶椀。高さ7.5cm、口径11.5cm。
ようやく手になじむ大きさになってきました。


…本で学んだ知識じゃなくて「経験する」って大切なことですよね。
頭で理解することと体で覚えることって違いますもんね。

そんな訳で彼も経験してきました。
京都の金閣寺でお抹茶と落雁頂いてきました。
…このアメリカ人はなんだかかわいい人です。(クスッ!)

彼は現在、日本の陶芸家の方で彼をホームステイさせてくれるところ募集中です!


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2005年06月20日

主人のコレクション

ウチの主人、私の作品も気に入ってくれるんですけど、どうやら土人形のほうが興味あるみたいで…
去年の夏二人で日本に帰国した時に主人が買ったものがこれら。

middle_1119198298.jpg

ちょっと写真では分かりにくいんですが、この中には粘土で作ったお地蔵さんやカッパなど等もいます。

こんな小物を集めた後、我が家にこんなコーナーを設けてみました。

middle_1119200491.jpg

どこに住んでいようと、思いっきり日本人の血って騒ぐもんです。
和風の一角が家にあると落ち着くんです。

こんな部屋の一角を自分の作品で作れたらなぁ…と思うものの、自分にはない才能(土人形を作れない才能)に気づき落ち込んでしまう…。
ろくろの腕って練習しだいだけど、もって生まれた才能って練習しても得られるものじゃないんです。もうやだ〜(悲しい顔)

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去年の夏の帰国

…といえば、私の友人のアメリカ人陶芸家を一緒に連れて行きました。
アメリカでは浜田庄司といえば陶芸の神様のような存在。
事あるごとに浜田庄司の名前を出すその友人に、
実際の作品を見てもらおうと、益子まで連れて行きました。
とあるおみせで浜田庄司の抹茶椀をショーケースの中に発見した彼は興奮を通り越しもはや陶酔状態。
…でも残念ながら「写真はご遠慮ください」というお店の人の一言によりその時の写真はナシです。

middle_1119205457.jpgその後気分を取り直した本人、
「どうしても日本の土で陶芸をやってみたい!
ミスター浜田のいた土地でやってみたい!」
ということで、一日体験教室に連れて行きました。

これ本人。日本の土と戯れてるところ。


middle_1119205523.jpgこれが彼の作品。

陶芸教室の職人さん(…見た感じそこの工房で一番偉い人みたいだったけど)アメリカ人陶芸家に興味があったらしく、最初は遠目に彼のこと見てたけど、最後には私たちのところに来て「コテも何にも使わないでこれ作ったんですか?!…脱帽しました。」と一言。本人ホクホクでした。

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2005年06月19日

ようやく…

数週間、もしかしたら数ヶ月?…
久しぶりにろくろに向かいました。
で、ようやく茶碗蒸しの器の作成に取り掛かりました。
(あ、でもまだ本体だけです。ふたは…明日やります。
だって、今日は父の日だったので主人のお父さんと食事に行く約束してたから…たらーっ(汗)

middle_1119168058.jpgしばらくやってなかったからすっかり勘が鈍っちゃって取り戻すのに一苦労。
(フーッ…)なんてデレデレやってたら「あっ!」という間に乾いちゃったので底まで削っちゃいました。

皆さんの陶芸ブログ覗かせてもらって、ちょっとやる気が出てきた今日この頃です。

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