2008年09月27日

師匠と弟子

DSC05224.jpgアメリカにTodd Warnerという陶芸家がいます。
北アメリカのどこか(フロリダ州かな?)にスタジオを構えて作陶をしているようです。
彼の作る作品はいつもユニークで愛嬌があり、いつも「あぁ、こういう陶芸の形もあるのだなぁ…」と感心しながら見てました。

表情を形作るそのテクニックの見事さ、そしてそれを更に際立たせる為の色。
(彼の作品はこちらで見られます。見たい作品の写真をクリックしてみてください。)

ある日、いつも訪れるギャラリーで彼のことを訊ねてみました。
どこにスタジオを構えてる人なのか、見学は可能なのか、とか…。
応対してくれた人は親切に私の質問に答えてくれて、この陶芸家についていろいろと話をしてくれました。
彼の工房と直接契約しないと彼の作品が展示できない事や、それ以外の場では彼の作品が手に入らない事、お弟子さんが何人いる、だの云々。
DSC05225.jpg
ところが、最後の最後でボソッと一言。

「彼の作品は彼の作品であって彼の作品ではないのよ。」と。
そ、その含みのある言い方は一体何?!と思い、更に訊いてみると…

どうやら、ギャラリーや店頭に彼の名前で出ている作品は全て彼のお弟子さん達が作っているらしい。
彼自身はプロデュースしているだけで、作陶しているわけじゃあないらしい。たらーっ(汗)

それってズルじゃないの?

それって工房じゃなくて工場って言うんじゃないの?

それって芸術じゃなくて商品なんじゃないの?

それって陶芸家っていうんじゃなくて商品開発担当って言うんじゃないの?

なんだかいろんな「???」が湧いてきた。

…日本の陶芸家も自分の名前でお弟子さんに作らせたりするのかなぁ?
タグ:Todd Warner
posted by ねこmama at 03:16| ロサンゼルス 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 陶芸あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大学の先生も、生徒の論文を自分のものにするから・・・
服飾デザイナーだって、皆お弟子さん達が作ったり製作したり、でも最終的には師匠の名前がなければ売れない!って事で諦めるんだよねぇ〜
どこの世界にもよくある話です。
Posted by ake at 2008年09月27日 14:49
え〜っ!?…って事は陶芸の世界でもあるっていうこと??
「浜田庄司作」とかいってン万円の値段が付いてる抹茶椀とか、実はお弟子さんの作品って事もあるって事???
Posted by ねこmama at 2008年09月28日 05:33
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